肌状態をチェック! マインドフルネスでスキンケアする5つのポイント
ささっと済ませてしまいがちな日々のスキンケア。ですが、その日一日の不安や嫌だったことをあれこれと思い出しながら、または時間に追われて焦ってスキンケアをしていませんか。未来や過去ではなく、今この時に意識を向けるのがマインドフルネス。ストレス対策や集中力を高めるのに役立つと、世界中でブームになっています。
初心者には難しさもあるマインドフルネスですが、スキンケアでもマインドフルネスが実践できます。ただスキンケアするよりも美肌効果も上がって、内面も外見も恩恵がありますよ! 今回は、マインドフルネス的にスキンケアする方法をお伝えいたします。
(1)肌の調子を観察する
スキンケアの前、翌朝目覚めたときからスキンケアは始まります。乾燥しているところはないか、化粧品との相性、その日の肌の調子を観察していきましょう。
外にいる時間が長かった日は肌が赤くなっているかもしれません。そうすると、その日はスキンケアのメニューを多少変えることが必要です。ニキビが出ていたら、油分を抑えめにしたり、シミが気になったら美白を加えるなど、見た目と触り心地で肌状態をチェックします。
(2)テクスチャーを感じる
石鹸に触れた時の感覚、泡だてた泡のふわっとした感覚、顔に伸ばした時の指先の感覚に意識を持っていきます。そうすることで「今ここ」に意識を集中することができ、感覚に敏感になるため、肌をゴシゴシとこすり洗いすることがなくなります。
また、洗顔なら泡、ジェル、オイル、クリームなど様々ありますが、その日の肌状態、外気などによって適切なアイテムが違ってきます。日毎にアイテムを変えれば、そのテクスチャーもより新鮮なものに感じられます。
(3)香りを嗅ぐ
マインドフルネスでは呼吸が重要です。スキンケアアイテムでは特に好きな香りを選んでいるので、呼吸を取り入れるのはとても簡単です。化粧水やクリームを肌に伸ばす前に、最初に全て息を吐き出し、化粧水を広げた手を顔の手前にし、大きく息を吸い込むように香りを嗅ぎます。立った姿勢でスキンケアをしている人は、息を吐き出す時にふっと脱力して、肩や胸が正しい位置に戻されるよう意識してみます。
(4)ハンドプレス
バタバタとスキンケアをしている人は、どこかに塗り忘れがありますし、馴染ませが足りず、化粧品の効果が十分に発揮されていないかもしれません。化粧品を手に取ったら、ほおに手で優しく押さえて、肌に浸透させます。その時に手肌で、肌の吸い付きや潤いを捉えましょう。
(5)温感、冷感を加える
マインドフルネスを高める上で、温感や冷感があると気持ちの切り替えが容易になります。「温かい」「冷たい」という感覚が心地よければ、その肌感覚もさらに楽しめますよね。寒い時は温感のあるスキンケアでじんわり温まる感覚を味わいながら血行をよくし、暑い時は冷感ですっと鎮静するのを感じながら毛穴を引き締めます。
慌ただしい中でも、自分のための時間を取ることが何よりの「心の糧」となります。スキンケアの数分を自分と向かい合う時間にすると、自分を丁寧に扱う意識につながり、ストレスが強い時でも心の揺らぎを減らしてくれるでしょう。