肌にプツプツとできて、そのプツプツが可愛いとも言われているソバカス。しかし、いくら可愛いからと言って、「もっと濃くなってほしい！」と願う女性は少ないはず。ソバカスは、春から夏にかけてさらに濃くなる恐れがあることをご存知でしたか？　その理由と、ソバカスができるメカニズムや対策方法をご紹介します。

 

ソバカスの種類

ソバカスの種類には、大きく分けて2つあります。

1つ目が、遺伝的なものによるソバカス。お母さんやお父さんなどのソバカスが遺伝して、紫外線とは関係なく出来ているもののことです。この場合、加齢と共に薄くなる傾向にあり、大人になるとほとんど見えなくなるそうです。

そして2つ目は、加齢と共に増えるソバカスです。こちらは、紫外線を浴びたり、間違ったスキンケアをすることで増える傾向にあります。シミより小さくて、鼻の頭や目の下に出来るのが特徴です。大人になってから現れるソバカスの場合、自然に消えることはないと言われています。

 

ソバカスができるメカニズムとは

ソバカスの正体は、メラニンによる色素沈着です。紫外線や外部刺激を受けると、活性酸素が発生し、肌内部のメラノサイトにメラニンを作るよう指令を出します。作られたメラニンは角質細胞へと運ばれ、肌の一部を黒くしてしまうのです。

つまり、ソバカスができる大きな原因は、紫外線や外部からの刺激だということ。また、ストレスや睡眠不足、偏った食生活も活性酸素を発生させるため、ソバカスができる一因だと言われています。

春から夏にソバカスが濃くなる理由

春から夏は、紫外線量が1年でもっとも多くなる時期です。そのため、対策をしないままで過ごすとメラニンが作られやすく、ソバカスも濃くなってしまいます。
また、春や夏は気温の高い季節ですが、エアコンや紫外線により肌が乾燥しやすくなる季節でもあるのです。乾燥した肌はバリア機能が低下しており、紫外線や摩擦など外部の影響を受けやすくなってしまいます。
暑いから大丈夫だろうと夏場はスキンケアを疎かにしている方も多いかもしれませんが、実は一番保湿を行わなければならない季節なのです。

ソバカス対策方法

ソバカスの根本的対策は、紫外線を浴びないことです。遺伝的なソバカスであっても、これは同じこと。油断をして紫外線を浴びたままでいると、大人になってもソバカスが残り続けることになります。

どんな肌トラブルであれ、メラニンによる色素沈着には紫外線が大敵であると覚えておきましょう。

とは言っても、紫外線が強いからと言って外出しない訳にはいきません。外出時は洗顔後に日焼け止めを塗り、さらに日傘や帽子などで紫外線をブロックしましょう。特に、ソバカスができがちな頬や鼻は紫外線を浴びやすい部分なので、汗をきちんと拭き取ってこまめに塗り直して対応して下さい。

また、美白効果と保湿力のある化粧水や乳液、美容液なども有効です。毎日のスキンケアで美白成分を取り入れれば、紫外線によるダメージ蓄積を減らすことができます。

潤い効果の高いものを選んで、透明感のあるクリアな素肌を目指しましょう。これ以上ソバカスを濃くしないためにも、日々のケアに力を入れてみてくださいね。