花粉症と機能性医学と腸
健康や美容について習慣として根付いてきたものは、筋トレと乳酸菌でしょうか。
筋トレはミトコンドリアも増やせるので、免疫の向上や冷え性の改善、若返りなど良いことづくめですよね。
乳酸菌は、結構昔から「発酵食品が良い」、「毎日取りましょう」、「腸内環境の改善で便秘解消」など言われていますが、最近はお肌の良い乳酸菌、免疫が高まる乳酸菌、生きて腸まで届きやすい乳酸菌など様々な乳酸菌も商品化されてきましたのも愛されている要因だと思います。
腸の研究はどんどん進んでいるのですが、アレルギーや花粉症も関係していることをご存知でしたか?
花粉も落ち着いてきたのですが、来年のためにいつでも取り組みましょう。
あまり腸内環境と花粉症の関係がピンと来ないかもしれませんが、実は密接な関係があります。
花粉症については多くの方がお悩みだと思いますが、「サーファーに花粉症はいない(小学館)」という本がおすすめです。
花粉症が起こる免疫の仕組みや、免疫制御の要であるビタミンD、粘膜を強くするビタミンAといった栄養成分、日焼けの仕方等、詳しく紹介されております。
薬を飲んで対処をし続けるのは嫌という方、生活習慣から花粉症を軽くしたいと思っている方は是非一度ご覧になってください。
さて、著者は生活習慣病の根本治療、あるいは予防の機能性医学を元に行なっているのですが、その機能性医学では栄養を吸収する器官である腸内環境をとても大切にしています。
そんな栄養からの免疫向上の側面もある反面、食べたものが全て健康によく働くわけではなく、体質に合う食べ物合わない食べ物がありますね。
いろんなところで血液で検査できるアレルギー検査は是非一度やっておくのがおすすめです。
アレルギーは「スギ花粉」だけだと思っていても、意外と「え?猫もだったの?」ということもあります。
アレルギーは炎症も引き起こすので、気づかないアレルギー物質と接しているとお肌にもダメージがあります。
一般的にアレルギー検査というと即時型なのですが、実は遅延型フードアレルギーというものもあります。
即時型のように蕁麻疹がでて、命に関わるというものではなく、まだメカニズムの点からも確立されていないようなのですが、簡単に言えば、
・数時間〜2日で遅れて症状が現れるので気づきにくいアレルギー
・ なるべく避けるにこしたことないが、食べることも大丈夫
というようなものなので、自分の体質を知っておくと色々な予防ができます。
腸内環境については色々なところで目にすることが増えてきた腸内フローラ、それが整っていると腸内のバリアが強くなるので、全体的に健康に良く働きます。
遅延型フードアレルギーの食べ物を食べると、要するに折角作った腸内環境を傷つけてしまいます。
かと言って、即時型のように絶対NGではないので、連続して食べないようにちょっと気にしたりするくらいで良いそうなので、なんとなく気持ちが楽に付き合えます。
だから、乳酸菌をとって腸には気を使っています、というのはもちろん良いのですが、折角整えている腸をケアするためには体質に合わない食べ物は避けています、というのも是非気をつけると良いと思います。
特に季節の変化は免疫が下がりやすい時には、ちょっと延型フードアレルギーの食べ物は避けたり、なるべく体調の良い時に延型フードアレルギーの食べ物を食べたりすることで、美肌を育てる役に立つかもしれません。
花粉症に本当に困ってなんとか日常生活から少しずつ改善を図りたい、という方は是非、花粉が飛ぶ前に栄養の補給側面と腸内フローラのケアを気にしてみてください。