目的別に歩こう! 効果が出ないウォーキング法3つ
近年、ウォーキングの効果が見直され、ダイエットや健康維持、メンタルヘルスにも有効だといわれるようになりました。身体を動かしやすい気温は17℃とされ、春はぴったりの季節。しかし、ウォーキングをしても、「痩せなかった」「健康効果が感じられなかった」など、効果が出ないと感じていらっしゃる方いるかもしれません。
そんな時は一度、ウォーキングのやり方を見直してみましょう。あまり効果が出ないNGウォーキングには、以下のようなものがあります。
NGウォーキング
(1)早朝ウォーキング
起きて1時間以内にウォーキングをするのは健康によいどころか、身体に負担がかかり、心疾患や脳卒中になるリスクも高くなります。
朝は身体が乾いている時間帯なので、水分補給して急発進しないことが大切です。
(2)小さい歩幅で歩く
速歩きをする際、小さい歩幅ではなく大きい歩幅のほうがウォーキングの効果を最大限に得ることができます。人の多いところでは小さい歩幅になってしまうので、まずは歩きやすいルートに変えるのが、よいかもしれません。
(3)歩きすぎる
歩けば歩くほど健康になるというわけではありません。ダイエットや健康維持の目安は1日1万歩とされますが、1日8000歩(20分)がもっとも最適という研究があります。そして歩きすぎや運動のしすぎは逆に免疫作用を低下させてしまうこともあるのでご注意を。
それではここで、目的別に効果的なウォーキングをご紹介します。
目的別ウォーキング法
(1)自律神経を整えるには……
女性ホルモンやストレスの緩和にはゆっくりと30分程度歩いて副交感神経を優位にさせます。仕事帰りや夕飯後が○。
(2)ダイエットには……
ダイエットやメタボ対策には8000歩/20分を目安に速歩きします。5分速歩きをしたら、5分はゆっくり歩くというように、インターバルを入れても効果的。
(3)不眠には……
人体のリズムでは夕方に体温を高めることで、夜スムーズに眠りに就くことができます。17時頃の軽い運動は体温を高め、不眠や睡眠の質を高めてくれる効果が期待できます。
手軽にできるウォーキングは、運動不足の人にもストレスで不健康になりがちな人にも取り入れやすいですよね。わざわざジムに行かなくても、およそ20分~30分、自分のライフスタイルに合わせて続けることができます。続けていくにはスマホのアプリなどを活用して、歩いた歩数を記録し、あまり頑張り過ぎないことがポイントです。
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