【保存版】肌質・年代・季節別 保湿クリームの選び方<正しい使い方もチェック!>
1. 肌質別クリームの選び方
<普通肌のクリームの選び方>
肌のうるおいバランスが保たれている普通肌は、保湿クリーム選びの自由度がもっとも高いタイプです。
保湿効果に限らず、エイジングケアや美白効果にも期待できるクリームを選んでもOK。
使用感の好みや求める効果に合ったクリームを選ぶようにしましょう。
<乾燥肌のクリームの選び方>
乾燥肌は、水分と皮脂量ともに不十分な状態であるため、保湿効果の高い成分を配合したクリームを選ぶようにしましょう。
水分を保持する効果に優れた「ヒト型セラミド」や、水分の蒸発を防ぐ「シアバター」を配合したクリームがオススメです。
<脂性乾燥肌(インナードライ肌)のクリームの選び方>
肌内部の水分が少なくなり、乾燥を防ごうとして皮脂が過剰に分泌してテカってしまう脂性乾燥肌(インナードライ)も乾燥肌と同様、クリームの使用が効果的。クリームをつける前に化粧水でしっかり水分を補給することが大切。たっぷり水分を与えた後、うるおいが逃げないようにクリームでフタをします。油分の多いクリームではなく、さっぱりとした使用感のクリームを選ぶようにしましょう。
<脂性肌(オイリー肌)のクリームの選び方>
皮脂の分泌が盛んな若い世代に多い脂性肌(オイリー肌)は、脂性乾燥肌と似ていますが、水分の保持力に差があります。
わかりやすいのが洗顔後の肌状態の違いです。脂性肌は洗顔後の肌はつっぱりにくいですが、脂性乾燥肌は洗顔後の肌がつっぱりやすい場合が多いのが特徴です。
脂性肌の方は、ベタつきやニキビの原因になりそうなのでクリームの使用を避けがちですが、さっぱりとした使用感の乳液に近い脂性肌向けクリームなら使いやすいハズ。肌の状態を確認しながら、クリームの使用を判断するようにしましょう。
<混合肌のクリームの選び方>
保湿クリームの選び方と使い方に注意が必要なのが混合肌タイプ。
Tゾーンはベタつき、Uゾーンはカサつくため、部分ごとに使用するクリームを使い分けるのがオススメです。
皮脂によるベタつきが気になるTゾーンには、使うならさっぱりとした軽めのクリームを使うか、クリームを使わず、脂性肌向けの乳液などを使うようにしましょう。
頬や目元、口元の乾燥が気になる部分には乾燥肌用の保湿クリームを使い、しっかり保湿するようにしましょう。
日頃から肌の状態を確認し、適切な保湿ケアをすることで健やかな肌を保ちやすくなります。
<敏感肌のクリームの選び方>
刺激に弱い敏感肌の方は、刺激が少なく、保湿力の高いクリームを選ぶことが大前提です。
合成香料やアルコール類、ビタミンC誘導体、合成着色料の入っているクリームはなるべく避け、刺激の少ないものを選びましょう。
また、保湿力の高いクリームで肌を保護することで、外的刺激から守り、バリア機能を高める働きにも期待ができます。
2.年代別クリームの選び方
20代のうちはクリームによるスキンケアの必要がなくても、エイジングサインの出始める30代以降はクリームを使用した保湿ケアを徹底することで健やかで若々しい印象の肌を保ちやすくなります。それぞれの年代別に、クリーム選びのポイントを押さえておきましょう。
<20代のクリームの選び方>
20代の肌は、ニキビができやすかったり、毛穴やテカリが気になる、シミやくすみが気になり始める、など肌タイプによって悩みはさまざま。
乾燥の気になる部分だけクリームを使うようにするなど、肌の状態に合わせて使用するようにしましょう。
皮脂によるテカリやニキビが気になる部分にクリームを使うと悪化してしまう可能性もあるので、無理にクリームを追加する必要はありません。
<30代のクリームの選び方>
30代になると、保湿に加えてエイジングケア視点でもクリームを使用する方が増えてきます。
たるみ毛穴や小じわなど、気になるエイジングサインに働きかける成分の入ったクリームによるお手入れのはじめどき。
年齢とともに肌が乾燥しやすくなるので、クリームでうるおいを閉じ込め、乾燥しにくい状態を保つことが大切です。
<40代のクリームの選び方>
シミ、たるみ、法令線、シワなどエイジングサインが表れ始める40代は、乾燥だけでなく肌の真皮でもコラーゲンやエラスチンが減少しはじめるため、クリームによるスキンケアニーズが高まる時期です。
保湿成分に加えて、コラーゲンやエラスチンをサポートするエイジングケア成分を配合したクリームを選ぶようにしましょう。
<50代のクリームの選び方>
50代は多くの方が閉経を迎え、女性ホルモンの量が激減する更年期となるため、さらに乾燥しやすく、コラーゲン減少によってハリやツヤがなくなってくる時期です。
40代よりもさらに高機能なエイジングケアクリームを投入することで、若々しい肌を保ちやすくなります。
3. 季節別クリームの選び方
季節に合わせて、保湿力や使用感の違うクリームを使い分けたり、春夏はベタつきが気になるためクリームを使用していない方も多いかと思います。
若いうちは春夏はクリームを使わなくても十分うるおいを保てていても、年齢とともに乾燥しやすくなると1年中クリームによるスキンケアが有効になってきます。
春は季節の変わり目で肌が揺らぎやすいため、十分な保湿でバリア機能を高めておくのがポイント。肌が敏感になりやすい方は敏感肌用のクリームを選ぶようにしましょう。
紫外線の強まる春~夏は、日焼けによる乾燥が気になる季節。ベタつきが気になるからとクリームや乳液で油分を補わずにいると、余計に乾燥しやすくなり、インナードライ状態になってしまう可能性もあります。
また、エアコンや汗をかくことも乾燥の原因に。ベタつきの気になる方は軽い使用感のクリームを使い、保湿ケアを徹底しておきましょう。
秋~冬は空気の乾燥によって肌も乾燥しやすい状態に。保湿クリームでうるおいを逃さないようにしておくことが大切です。
4. 正しいクリームの使い方
肌のうるおいを閉じ込めるクリームの正しい使い方をご紹介。適切な使用量と、肌へのなじませ方など、ポイントを押さえてクリームを使うことでうるおいに満ちたふっくら肌に。詳しくチェックしておきましょう。
①使用量を守りましょう
クリームの取り扱い説明書などに表記されている使用量はクリームの効果を最大限に引き出す適切な量です。
多く使えば保湿効果が高まるというものではなく、かえって肌への負担となってしまう可能性も。適正量を使うようにしましょう。
②ハンドプレスでなじませます
基本的には化粧水、美容液、乳液で保湿した状態の肌に使います。
クリームを手のひらにとり、両手のひらに広げて温め、やさしくハンドプレスしながら顔になじませましょう。
乾燥しやすい目元や口元は重ね付けしてもOK。
③ポイントケアは最後に
目元用のアイクリームなど部分用アイテムを使う場合は、顔全体に使うクリームのあとに使うようにしましょう。
目元にクリームをぬる際は、人差し指や中指より力の入りにくい薬指を使ってなじませるのがオススメ。
目尻のシワは、人差し指と中指でシワを伸ばし、反対側の薬指でトントンとたたくようにやさしくクリームをなじませるようにしましょう。
ほうれい線は、頬を軽く引き上げ、反対側の薬指で下から上へやさしくクリームをなじませましょう。
5.まとめ
クリームの選び方や使用法について詳しく紹介しましたがいかがでしたか? 肌タイプだけでなく、年齢や季節に応じた保湿クリームを選ぶことで、よりよい状態の肌を保ちやすくなります。自分の肌悩みも考慮しながら最適なクリームを選び、正しい使い方でクリームの効果を最大限に引き出して、うるおいに満ちた若々しい肌を保つようにしましょう。